№38 ひらつか七夕まつり

(平塚市)

ひらつか七夕まつりの木版画作品
ひらつか七夕まつり

№38(2024年)

旧東海道の宿場町平塚。相模湾に面して広がる海辺で、見晴らし抜群な湘南平など自然豊かで美しい風景がたくさんあるこの平塚の一大イベントといえば、毎年7月上旬に開催されるひらつか七夕まつり。中心街に約500本、市内全域で約3,000本の竹飾りが掲出され、特にメイン会場である「湘南スターモール」には絢爛豪華な約90本の飾りが掲出され、七夕おどり千人パレードなどのイベントも合わせ、毎年170万人もの観光客を呼び寄せます。

平塚市には戦時中、海軍火薬廠があった影響で、終戦間際には一面焼野原になってしまい、その復興を願って地元商店街が中心となり1951年にスタートしたお祭りです。もともとは仙台の七夕まつりをお手本に始めたものですが、10mを超える巨大な大飾りや、電飾が施されて夜でも楽しめる吹き流しは、古式ゆかしき仙台の七夕まつりとはちょっと違った趣があります。

コロナ禍で開催が中止や縮小となっていましたが、2023年は久しぶりに多くの人を集めて開催されました。 

 

<作品について>

いつものように、朴板の版木を使いました。今回は細かい文字や人物なども彫り込んだので、はがき大の原寸サイズ版木ではかなり苦心しました。黒の骨版をベースに、色鉛筆で彩色しています。

 

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