(PR)

【プラモデル製作記】いすゞボンネットバス 江ノ電

江ノ電カラーに塗る

当時の資料が少ない

いすゞBXD30江ノ電バスのカラーリング

次はボディの塗装工程です。

このキットはBXD30の汎用車なので、架空のカラーリングで塗装指示が書かれています。でも折角ですので実在車を再現したいと思います。後のジオラマ作りも構想に含めながら白羽の矢が立ったのは江ノ島鎌倉観光(後の江ノ電バス)です。

まず、どのように塗装するか構想を練ります。昭和30年代なので、カラーの資料が少なく、想像も交えながら当時の江ノ電バスのカラーリングを組み立てます。

ベース色はクリームがかった黄色、そこにオレンジ色の帯が入っていたようです。

ベースはクリームイエロー

窓を内側からマスキングして、全体を卵の黄身のような黄色(Mr.カラーのイエローとホワイトを適当に調色したもの)を吹き付けます。

いすゞBXD30を江ノ電バスカラーでボディ塗装

ボディには横から見て計5本のオレンジ色の帯が入ります。左右対称を図りつつ、間隔のバランスを考えて、ミリ単位で塗装設計図を書いておきます。

オレンジのライン

全体を黄色く塗ったボディに、マスキングを施していきます。先ほどの手書き設計図をもとに、マスキングテープを細く切ったり丸く切ったりしながらよく貼り付けていきます。

塗装色はMr.カラーのイエロー(№4)とモンザレッド(№68)を適当に混ぜ合わせて作ったオレンジ色、和色でいうと支子色(くちなしいろ)のような色です。

いすゞBXD30のボディをクチナシ色に塗装

このように塗装します。塗装後、少し乾いたところでマスキングテープを剥がします。この「少し乾いたところで」というのがポイントで、バリバリに乾いてからより、まだ塗膜が柔らかいうちに剥がした方がエッジが綺麗仕上がります。

いすゞBXD30のボディを江ノ電バスに塗装

マスキングテープを剥がしたところです。一気に路線バスっぽくなりました。多少マスキングの下に塗料が回ってしまった箇所もありましたので、タッチアップ修正しておきます。まあ、上出来でしょう。

小物も塗っておく

ボディ本体のほか、ホイールやミラーなどの小物も同時に塗装しておきます。

また、ボディには黄色とオレンジ色の段差を緩和するために一度クリヤーを吹いておきます。この後の工程で、デカールを貼付して更にもう一度クリヤーを吹く予定です。

(PR)