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ショックアブソーバーの部品構成です。メッキ部品のピストンがショックアブソーバーのシリンダー内を上下する仕組みです。
メッキ部品の上部を塗装してから一部を組み立て、続きを塗装する手順で行きます。
写真はフロントのショックアブソーバーですが、リアも同様の構造です。
実車同様、スプリングを通じて上下動する仕組みです。
トランスバースリンクはF1マシンで言うところのロワアームと同義です。240ZGのサスペンションはストラッド式といって、バネの慣性を利用してショックアブソーバーを上下させる機構です。
トランスバースリンクは、ショックアブソーバーとシャーシを結合し、車軸を支える重要部品です。
部品構成は写真のようになっています。各部品をセミグロスブラックで塗装した後、組み立てました。
足回りの塗装はセミグロスブラックが中心なので、これらの部品を先に纏めて塗装していきます。タミヤアクリルカラーをエアブラシにとって吹き付けていきます。
フロントブレーキにはメッキ部品も使われていますが、ブレーキディスクの中心部分は鋳鉄製なので、写真のように丸くくり抜いたマスキングテープを使ってメタリックグレイで塗装します。240Zのフロントブレーキは油圧式のディスクブレーキでした。
トランスバースリンクとフロントブレーキが組み上がったので、これらを組み合わせてフロントサスペンションを完成させます。
ショックアブソーバーやストラッド部分が可動式なので、接着剤の分量に気を遣いながら、仕上げていきます。
リヤサスペンションも、フロント同様、独立懸架式構造です。キットではショックアブソーバーに金属バネを利用して実車同様の上下運動を再現しています。ストラッド部分はロワアームで支える構造になっており、こちらも可動するようになっています。左右の向きを間違えないように組み立てていきます。
240ZGは後輪駆動ですから、フロントに置いたエンジンの回転を後輪に伝える必要があります。エンジンの回転は、プロペラシャフトを介してデファレンシャルギアに伝えられ、そこからドライブシャフトを介して左右の車輪に伝えられます。
後輪にはリヤサスペンションが配置され上下動するので、ドライブシャフトもその動きに対応する仕組みが要求されます。キットでは実車同様の複雑な機構が再現されているので、指示に従って組み上げていきます。
また、240ZGのリヤブレーキはドラム式です。さすがに内部機構までは再現されておらず、ドラム部分を2つの部品で組み立てます。ただし、240ZGのドラムブレーキは当時の一般的なドラムブレーキとは異なり、放熱性に優れたアルミフィンの付いたドラムが採用されていました。ここはキットでもしっかりと再現されています。
ステアリングリンケージもよく再現されています。ステアリング機構は一般的なラック&ピニオン方式です。ステアリングジョイント(運転席のハンドルに繋がる部分)の先に付いたピニオンギアが、タイロッドを介して左右の車輪に繋がる車軸に付いた溝の上を転がることで、車輪が左右に動きます。
部品点数が多いのと、可動部分がある上に強度も求められるので、慎重に且つしっかりと組み立てていきます。
また、ラック&ピニオンの部分にはグリスを塗っておきました。
のちほど、ここにステアリングシャフトをつないで、運転席のステアリングホイール(ハンドル)へと導きます。
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