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フロントノーズコーンの内部には、何かのリザーバータンクが収まります。蓋をするので見えなくなっちゃうんですけどね。
前輪の車軸を組み立てます。リア同様、各種エッチングパーツが別売で用意されています。
しかし、ブレーキディスクのエッチングパーツの内径の大きさが合っておらず、嵌まりません。フジミの純正別売エッチングパーツなんですけどね。。。残念ながら、これがフジミクオリティです。
エッチングパーツ側を削るのは大変なので、プラスチック側の軸を削りました。まあ、これも加工の一工程と思っていますので、貶すつもりはまったくありません。
ということで、無事にブレーキ回りが完成しました。重厚感のある出来映えです。
サスペンション関連部品の下処理をもうひとつ。フロントサスペンションの動きを吸収するダンパーです。こちらにもエッチングパーツが用意されているようなので、加工していきましょう。カウルを開けるとよく目立つ場所にあるので、綺麗に仕上げたいところです。
まずはエッチングパーツの説明書に従って、既存部品の先端を切り飛ばします。そしてエッチングパーツを組み上げて、、、あれ、、、? 何だこの形は、、、?
もとの部品先端(下側)とエッチングパーツ(上側)の形がずいぶん違います。そして、どう考えても接着できるような面はありません。
慌てて実車の写真を確認します。。。やはりそうでした。もとの部品の方がはるかに実車に忠実です。先に実車写真見ろよという感じです。反省。。。
用意されているエッチングパーツはみんな使えばリアリティ向上、という先入観で加工し始めましたが、フジミということを忘れていました。無理矢理エッチング化しているのでまるで使い物になりません。
ということで、切り飛ばした部品を再度接着して(ヤスリで整形してしまったのでパテも使って)元通りに復元しました。完全に無駄な作業でした。フジミの説明書を鵜呑みにしてはいけません。
組立説明書によると、ダブルウィッシュボーン式のフロントサスペンションは、ロアアーム→ステアリングロッド→アッパーアーム→車軸→プッシュロッドの順で組み立てる指示になっています。しかし、現実にはこんな手順では組立不能です。
検討の結果、以下の手順にて組み上げることにしました。
まず、プッシュロッドを取り付けます。フェラーリ641/2のサスペンションは、前後共にプッシュロッド式です。プッシュロッド式は、写真が凸部を踏んで持ち上がった際に、プッシュロッドを介してスプリングを「押す」ことによって、サスペンションの伸縮を促すものです。
反対の方式であるプルロッド式を採用しているF1マシンもあります。
次に、ブレーキを含む車軸を取り付けます。細い部品なので慎重に進めましょう。まずは車軸をロアアームとプッシュロッドに固定します。
続いて、ステアリングロッドを差し込み、片方の車軸に繋ぎます。その後、反対側の車軸も固定します。
最後に、先ほど製作したフロントサスペンションダンパーを装着します。
モノコックへの接合部品が別売のエッチングパーツで用意されているので利用します。あとでこの上からカウルを被せるのでクリアランスの確保が必要です。もとの部品をルーターで削り、高さを稼いだ上で、エッチングパーツを接着します。
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