【プラモデル製作記】フジミ　Ferrari 641/2 (1990年)　フェラーリ641/2

先述の通り、組立説明書に示されているシャーシの組立手順は非現実的なので、遮熱シートの貼付まで終わったシャーシにまずエンジンとギアボックスを固定し、それからモノコックを装着します。

説明書には先にラジエーターホースやエキゾーストマニホールドを装着するよう指示がありますが、シャーシに固定してからでも大丈夫です。

エンジンとモノコックのマウントが完了しました。

V型12気筒3500ccのエンジンはカッコよく再現されています。モノコックの後ろ半分はガソリンタンクです。Agip（現Eni）製の特注燃料が使われたそうです。

実はこの工程の前後で、カウルの干渉テストを何度も行っています。そもそもカウルが歪んでいた上に、エンジンやモノコックのあちらこちらがずれたりつっかえたりしていますので、削ったり位置を変えたりと調整します。エッチングパーツによる厚みも影響しています。部品をひとつマウントするたびにカウルを閉じて合わせ目を確認します。

ここで、あらかじめ苦労して組み立てておいたエキゾーストマニホールドを装着します。

エキゾーストパイプはベースをXF16フラットアルミで塗装し、クリヤーブルー、クリヤーイエロー、フラットブラウンなどで焼けた感じを再現します。

エンジンのファンネルの上に載るエアインテークカバーです。コクピット上部の吸気口からエンジンへと空気を流します。

説明書の指示ではゴールドと黄緑色とフラットベースを混色して塗装するよう指示があります。ここではX31チタンゴールドにフラットベースを混ぜて塗ってみました。

ここまでの作業結果はこんな感じです。後ほど、リヤウィングと左右ラジエーター後方のエアベントを取り付けます。