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【プラモデル製作記】タミヤ1/24 Mercedes-Benz 300SL (1954年) メルセデスベンツ300SL

リヤフードの開閉を考える その1

その前にボンネットを確認

メルセデス・ベンツ300SLのボンネット

ここで、開口部の確認をしましょう。ボンネットは開閉仕様になっています。実車同様、ヒンジが前端よりも少し後方に付いていますので、ボンネットを開けると前端部がエンジンルーム内に引き込まれます。開口角度も十分で、実車さながらですので、特段の改造は不要でしょう。

メルセデス・ベンツ300SLのフレーム

全体の仮組みも行って、完成感を確かめておきましょう。ボディの内側にはまずコクピットが入ります。その下に先ほどのフレームが装着され、最後にシャーシで蓋をする感じです。

リヤフードの開閉ギミック

メルセデス・ベンツ300SLのトランクルーム

ここからは、トランクの開閉ギミックの製作に入ります。冒頭でトランクを切り抜きましたが、フレームを仮組みした状態でのトランクルームはこんな感じになっています。実車ではここにスペアタイヤが収納されていたようです。フレームの下に見えている白い部品はガソリンタンクです。実車でもこのようにトランク内に給油口があったようです。

メルセデス・ベンツ300SLのトランクのギミック

このトランクは開口部の前方(室内側)がカーブを描いているので、単純に支点を1カ所取っただけのヒンジでは大きく開口することが出来ません。

いったん後方に大きく開き、その後上方に持ち上がるようなギミックにする必要があります。

2支点ヒンジ

メルセデス・ベンツ300SLのトランクのギミック

そこで、2カ所の支点を持つようなヒンジを作ってみます。写真は柔らかい針金を使ってシミレーションしているところです。①と②でそれぞれ回転運動を可能にすることで、2カ所の支点が生まれます。これによってグルッと回る回転と、上方への移動を同時に実現できると思われます。

メルセデス・ベンツ300SLのトランクルームのギミック

シミレーションの結果、寸法や角度などが分かりましたので、本番用のギミックの製作に入ります。材料は、直径0.5㎜の真鍮線と内径0.65㎜の真鍮パイプです。直角・平行を心がけながらラジオペンチで加工していきます。

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