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まずは定番のニッパーです。主に、ランナーから部品を切り離す際に使います。左側は父親の時代から使っている60年選手。右側は板バネの付いた小型のもの。切れ味が悪いと、透明部品を切ったときなどに、ピキピキと白いひびが伝染したりしますので、刃が薄くて切れ味の良いものが上等です。
次はナイフです。普段好んで使うのは左側のデザインナイフです。ニッパーで切った部品の後処理や、細かい切削、デカールの切り出しなど用途は多岐にわたります。中央のカッターナイフも万能です。右側はPカッターといって、プラ板や大きな部品を切断する際に重宝します。
こちらはハサミ。紙や薄いプラ板を切るとき、デカールを切るときなど出番は多いです。右側のハサミはエッチング鋏といって、薄い金属板が切れます。
彫刻刀も便利です。大きめの溝を掘りたいとき、ノミのように削りたいときなどに使います。使用頻度が高いのは、平刀、三角刀、切り出しです。
これも切削道具の1つに入れましょう。けがき針(ニードル)です。左側は一般的なけがき針。表面に浅い傷を付ける際に使います。中央はマイクロナイフとかキサゲとか呼ばれるもの。けがきのほか紙や薄いプラ板の切り抜きにも利用できます。右側はチゼルと呼ばれる小型のノミで、スジ彫りにとても便利です。
一転して大型の切削工具。ノコギリです。プラモデルで使うのは主にこのような薄刃のノコギリです。大型部品や木材の切断に使います。
一方、小さい部品の切断にはこのような極薄刃のモデリングソーがあります。これは何種類かの刃がセットになったもので、手で持って使ったり、ペンチなどでつまんで使ったりします。
これはコンパス型のカッターです。コンパスの鉛筆の部分が刃になっており、円形の切り出しが可能です。マスキングテープの切り出しなどによく利用します。100円ショップで買えちゃいます。
利用例はこちらをご覧ください。
ちょっと変わり種で、このような発泡スチロール専用の電熱カッターなんかもあります。ジオラマ製作に発泡スチロールは重宝しますが、カッターナイフで切ると切りくずが静電気で衣服にまとわりついて大変なので、電熱カッターは手放せません。
もう一つ電熱もの。こちらはホットナイフです。はんだゴテの先にナイフが付いたようなもので、プラスチックを熱しながら切ります。よく切れますが切り口は汚いので、切り離した双方の部品を使うようなケース(クルマのドアなど)には使えません。
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