(PR)
本革の靴とは違い、合成皮革は表面の合皮が剥がれてくるんですよね。安価で軽量、手入れもしやすく手軽な反面、負荷の掛かる部分の合皮が写真のように剥がれてきます。
他の部分はしっかりしているので、何とか修理して長持ちさせることは出来ないものでしょうか。
今回の修理の主役はこちら、コロンブスの「アドカラー」です。
写真の左端はアドベースという白色のパテです。靴のような柔らかい素材にフィットする弾力性の高いパテです。
右の3つは着色用のアドカラーです。全14色が用意されていますが、調色が可能なので、黒、赤、黄の3つがあれば、大抵の靴色は作れます。
(PR)
【ネコポス・送料190円】コロンブス アドカラー 20g 革用キズ(傷)補修 修理 リペア用クリーム 靴 補修
価格:330円 |
傷口の剥がれた合皮を切り落とし、ささくれ部分を丁寧に取り除きます。周囲をマスキングテープで養生してから、240番程度の粗めのサンドペーパーで、表面に足付け(パテの乗りがよいように表面を適度に荒らすこと)します。
その上で、アドベースを盛って、へこんだ部分の肉盛りと、ささくれ部分の補強を行います。
傷の深さにもよりますが、数十分もすれば固まりますので、今度は400番程度のサンドペーパーで表面を平らに均します。
次に、補修部分の着色です。パレットの上に、アドカラーの黒、赤、黄を出して、この靴の色に近い色合いを調色します。
これを筆にとって、アドベースを盛ったところに着色していきます。傷口の周囲にもぼかすように着色すると目立ちません。
こちらが塗り終わったところの写真です。色味は大体合っているようです。
アドカラーが乾いたら、靴全体に茶色の靴クリームを塗って磨きます。こうすると、補修箇所がより目立たなくなります。
これで完成です。
この方法は、合皮のカバンの補修などにも応用できます。カバンは、本体が本革でも、縁の部分だけは合皮だったりすることもあるので、この修理方法は便利です。
(PR)