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自転車大修理 その1

15年前のボロボロシティサイクルが蘇る

ママチャリを修理します

15年前に購入したシティサイクル(つまりママチャリ)を大修理します。中学生になった息子が貰い受けるというので最低限の見栄えと安全を考えて、大修理します。

現状分析

まず現状の分析です。

駆動系、ハンドルなどは問題ありません。チェーンも油差ししながら乗っていたので痛みはありません。タイヤは若干怪しいです。バルブは以前に交換しているものの、パンク修理の前科が複数回あります。タイヤ表面はかなり劣化しており、中のチューブも痛んでいることが予想されますが、今のところ問題は顕在化していないので、今回はこのまま行きます。

最大の問題はブレーキと変速機につながるワイヤーケーブルです。ケーブル本体には損傷はなさそうですが、表面の金属メッシュ入りのカバーが錆びて風化、ボロボロになっています。また、前ブレーキのパッドは溝はあるものの、ゴムがかなり硬化しているようです。ブレーキレバーもプラスチックが劣化している感じです。ライトも旧型発電タイプなので、電池式LEDタイプに替えます。ハンドルグリップも汚れてどうしようもないので交換することにします。

まずは錆び落とし

まずは全体の錆び落としから始めます。

今回使用したのは、さび落とし専用消しゴム(みたいなもの)金だわしやボンスターと違って、削りくずが飛散しない点が優れモノです。写真中央が錆取り前、写真右が錆取り後です。

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交換パーツ

交換パーツの調達はMonotaROにお世話になりました。ブレーキ用のワイヤーは前後で長さが異なります。ブレーキレバー、ブレーキパッド、ハンドルグリップは、MonotaROブランドのお手頃品でしたが、変速機用のワイヤーだけはSIMANO製の純正品を使用しました(といっても389円ですが)。

ワイヤーの交換

こちらが問題のケーブル御三家(前後ブレーキと変速機)。本来はホワイトのケーブルカバーで覆われているのですが、中の鉄筋が錆びて赤茶色になり、錆びた鉄筋がささくれ立って露出しており、とても危険な状態です。

これを新品のケーブルに交換します。同じく新品のブレーキレバーにケーブルの先端を引っかけ、他方をブレーキ側に固定し、効きしろを調整します。

変速機の仕組み

この自転車の変速機は3段変速。後輪車軸から突き出ている棒を押すことで、順に、1速→2速→3速と切り替わります。この切り替えを、ハンドル手元のレバーからワイヤーを介して行うというわけです。

写真は1速の状態です。①はワイヤーの先端で、これが引っ張られると、②の爪が棒を奥に押し込み、2速にシフトチェンジします。

シフトレバーはハンドル手元についています。コレはカバーを開けた状態です。変速機ワイヤーは、ブレーキ用ワイヤーよりも若干細く、かつ末端の形状も異なっています。

③のレバーを矢印方向に動かすと、ワイヤーが引っ張られ、上の写真の②が棒を奥へ押し込みます。③のレバーは一度動かすと2速の位置で止まり、もう一度動かすと3速の位置で止まります。④がリリースレバーになっているので、これを押すとひとつ前のシフトまで戻ります。ただ、この機構の動きが鈍かったので、石油系クリーナーで洗浄したところ、スムースに動くようになりました。

ついでに・・・

そのほか、ハンドルグリップ、ブレーキレバー、ブレーキパッドを新品に交換、ライトも発電式のものから電池式のLEDライトに変更。すっかり蘇りました。

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