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では左右ドアの開閉ギミック作りに入っていきます。まず、ドアの内張に元々付いているドアヒンジを切り離します。冒頭で紹介の通り、このままだと実車とは異なる開き方になってしまうので、ヒンジを作り直します。
切り出した内張をドアに戻し、前端部分に1㎜プラ板をしっかりと貼り付けてヒンジの土台にします。
同様に、ボディ側にもヒンジの土台を付けます。1㎜プラ板をコの字型に切り出し、こちらもガッチリと接着します。塗装していない部品の接着には瞬間接着剤などよりも普通のプラセメントの方がしっかりと接着できます。
この土台にヒンジを差し込む穴の位置決めをします。ドアの前端から2㎜ほどのところに、幅10㎜の穴を開けます。このとき、シャーシと正確に垂直になるよう、スコヤを使って慎重に位置決めします。
ヒンジは真鍮線で工作します。直径0.8㎜の真鍮線と内径0.93㎜の真鍮パイプを使って、コの字型のヒンジを作り、ボディ側のヒンジ土台に開けた穴に差し込みます。真鍮パイプの部分に瞬間接着剤を付けてドア側の土台と合体させる淡路修史氏方式です。
ヒンジには、これまた淡路氏方式のバネを仕込みます。写真左のように直径0.5㎜の真鍮線を曲げ、上記で工作したヒンジに咬ませ(写真中央)、ずれないようにプラ板でしっかりと接着します(写真右)。
こうすることで、開けた時と閉めた時にドアの状態が保持され、閉める時にバネの力で閉まっていく感触が味わえます。
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