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【プラモデル製作記】ファインモールド くろがね四起 九五式小型乗用車(1937年)

太平洋戦争まで活躍した陸軍四輪駆動乗用車

画像引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B9%9D%E4%BA%94%E5%BC%8F%E5%B0%8F%E5%9E%8B%E4%B9%97%E7%94%A8%E8%BB%8A
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国産初の量産型四輪駆動乗用車「くろがね四起」を作ります。

大日本帝国陸軍の指揮の下、昭和9年(1934年)から開発が始まり、昭和12年(1937年)から量産された前期型を製作します。

同時期の米軍ジープや独軍ワーゲンに比べると情けないような性能ですが、当時の日本の英知を結集した四輪駆動車です。

ファインモールド製のキット

くろがね四起 プラモデル
ファインモールド社製のキット

くろがね四起は、タミヤから1/48のキット、ファインモールドから1/35のキットがそれぞれ販売されています。

今回はファインモールド製のキットを使用します。

ファインモールド社は、ミリタリーモデルやキャラクターモデルには定評のあるプラモデルメーカーです。愛知県豊橋市にある資本金300万円、従業員7名の小さな有限会社だそうです。

パーツは細かい

くろがね四起 プラモデル
くろがね四起の部品構成

パーツ構成は、写真のように結構細かいです。1/24スケールのカーモデル等とは異なり、これだけ見ると車のプラモデルとは想像しがたいです。部品点数は104個だそうです。

 

くろがね四起の部品
ランナーの多い部品設計

こちらの写真はパーツを袋から出して並べたところ。ぱっと見で感じるのはランナーが多いこと。ランナーはプラスチック(ポリスチレン:PS)を射出成形(しゃしゅつせいけい)する際の樹脂の通り道であり、かつ成型後の部品を保護するものでもあります。

ランナーが多いということは、それだけ樹脂がスムーズに流れるということですが、不要な樹脂を多用することにもなるので、このキットは贅沢にできているとも言えます。

ファインモールドの組立説明書は秀逸

く
くろがね四起の組立説明書

このキットの組立説明書は総ページ数12ページの冊子が付いています。この規模のキットにしてはボリュームがあります。

ファインモールドのキットの説明書は、組立指示の部分が丁寧なだけでなく、キットや実物の解説が充実しています。このキットでも丸々2ページにわたり、イラスト入れで詳細な実物考証が行われています。

これはスゴイことだと思います。何となく適当にモデル化したのではなく、実車の取材を入念に行い、時代背景を踏まえてモデル化したことが手に取るように分かります。

製作過程の紹介

では製作過程を順次紹介してまいりましょう。

 キットの紹介(このページ)

 部品の切り出しと塗装

 シャーシの製作

 コクピットの製作

 

(目下、制作中です)

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