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最初に駆動系を製作します。
フロントのサスペンションです。塗装指示は全部品カーキ色なのですが、想像を交えながら、カーキ、フラットアース、セミグロスブラックなどで塗り分けてみました。
くろがね四起のフロントサスペンションは、ダブルウィッシュボーンの独立懸架式になっています。現代のクルマでは当たり前の構造ですが、当時としては贅沢な作りです。戦闘用というよりは乗用目的だったことが窺い知れます。
これをシャーシに取り付けます。
とてもシンプルな作りですが、その分、壊れにくかったのではないかと想像できます。
車体下部には2つの「箱」が取り付けられます。
後部の大きな箱はガソリンタンクです。横の小さい箱は何だか分かりません。
このキットでは、エンジンの再現はありません。当時の資料もほとんどないので、エンジンの再現は諦めます。
いっぽう、トランスミッションは再現されているので、こちらを製作していきます。
くろがね四起は、その名のとおり四輪駆動車です。したがって、トランスミッションから前後に向かって2本のドライブシャフトが生えているのが分かります。
くろがね四起のリヤサスペンションはリーフジッット方式(固定車軸方式)です、フロントは独立懸架方式でしたが、リヤは耐久性を重視してか、この方式になっています。乗り心地は当然悪いです。
また、併せてエキゾーストパイプも取り付けました。エンジンの2カ所から集気され、マフラーを通って後部に排気されます。
上記で取り付けたサスペンションの上に、リヤのギアボックスと車軸を取り付けます。前方のギヤボックスから伸びたドライブシャフトとつなぎます。
キットには、スペアタイヤを含めて5つのタイヤ&ホイールが用意されています。カーモデルとは異なり、タイヤもスチロール樹脂の一体成型なので、ホイール部分を釣り分ける必要があります。
ホイール部分は、すでにボディと同色のカーキ色で塗装済みです。この部分をマスキングしてタイヤのゴム部分をフラットブラックで塗装します。
当初、マスキングテープを円状にくり抜いて貼付しようと思ったのですが、ホイールの凹凸が障害になって綺麗に貼れません。
そこで、ジャンク部品を漁って、マスキング用の治具を作りました。これをホイールの両側にあてがって塗装します。
このようにきれいに塗り分けることができました。ジャンク部品を取っておくとこんな使い方もできます。
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