【プラモデル製作記】ファインモールド くろがね四起 九五式小型乗用車(1937年)

ジオラマの完成

ベースは発泡スチロール

ジオラマのベースには厚手の発泡スチロールを使用します。熱線式のスチロールカッターでベースを切り取ります。スチロールカッターは自在に切り出しができるのでとても便利です。

発泡スチロールの表面は発泡痕が残っていますが石畳っぽくもあるので、これを活かすようにメディウムを盛って発泡スチロールっぽさを隠します。

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くろがね四起ジオラマのベース
ベースを塗装する

ベースを塗装します。タミヤアクリルカラーのタン、フラットアース、フラットブラックを使って、エアブラシで適度なムラを作りながら塗装します。

レンガの門柱を作る

門柱を作っています。1/35スケールのレンガを使って、木工用ボンドで組み上げていきます。上部にはランプに見立てた廃サインペンのキャップを載せます。

門柱
門柱の完成

レンガを積み上げ、門柱を完成させます。上部にランプを設置し、全体に雨だれ汚れの塗装を施します。

植込みの造作

タミヤ情景テクスチャーペイント
植え込みを作る

門前に木を植えます。植え込みを丸く囲み、テクスチャーで土を表現します。

門柱と樹木を設置する

門柱に表札を付けます。架空の組織ですが、それっぽく紙に印刷してプラ板に貼付、門柱に取り付けました。

レンガは本物の素材なので、発泡スチロールのベースに対しては相対的に重く、そのままでは不安定です。そこで、門柱側には真鍮線を固定、ベース側にはランプで使用したペンキャップの残りの部分を杭代わりに固定し、しっかりと門柱を配置します。

門柱と樹木の配置
門柱と樹木の配置

樹木は庭に生えていた南天の枯れ木です。こちらは木工用ボンドで固定します。

季節は秋から冬のイメージなので、落葉後にわずかな枯れ葉が枝についている様子を再現しました。

門扉と塀を作る

㈲和巧の門扉セット
㈲和巧の門扉セット

今回、門扉として利用するのが、大分市の㈲和巧という会社が作っている、紙製の「Iron Fence and Gate」セットです。

0.5㎜上質紙をレーザーカッターで精密に切り抜いた門扉です。

簡単な塗装は施されていますが、改めて艶消しのメタリックグレーで塗装し、古びた鉄の質感を再現します。紙製ですが、ラッカー系の塗料の使用が推奨されています。水性だとふやけてしまうんでしょうね。

 

紙製なので加工は容易にできます。レンガの門柱の脇にポールを立て、門扉と塀を固定します。開き方が不自然にならないように角度を調整します。

車両とフィギュアの配置

くろがね四起と乗員
乗車

くろがね四起に運転手と将校を乗車させます。運転手はしっかりとハンドルを握り、将校は軍刀を突いてどっかりと座っています。

ベースへの固定のため、車輪には真鍮線を仕込みました。

くろがね四起のジオラマ
くろがね四起の配置

くろがね四起はベースの中央、門の正面に斜めに配置します。外から帰還して、門を開けてもらっているところという設定です。

二人の衛兵も配置します。

ジオラマの完成

くろがね四起のジオラマ
ジオラマの完成

くろがね四起とフィギュアの配置が終わりました。完成です。今回はベースの発泡スチロールに厚みを持たせているので、クルマもフィギュアも門柱も、すべて杭を打って頑丈に設置していますので、横にしたくらいでは壊れないようになっています。

では、ディテールも見ていきましょう。

改めて二人の衛兵です。門扉は重いと思うのですが、衛兵の一人が力を込めて押し開けています。敬礼をしている衛兵は、将校の方を真っすぐ向いています。

くろがね四起のジオラマ
上から見たジオラマ全景

上から見たところです。植え込みの下の落ち葉は本物の枯れ葉を砕いて、木工用ボンドで固定しました。

くろがね四起のジオラマ
ネームプレート

ネームプレートは、0.5㎜プラ板をゴールドで塗装し、上からカラー印刷した紙を貼付しています。

完成です。

くろがね四起のジオラマ
完成

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