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ナンバープレートは、静岡ナンバーの刻印部品と、デカールによる車名ロゴタイプが用意されています。いつものように公道車用のナンバーを選択します。
文字部分が凸彫刻されているのでこれを生かします。最初にMr.カラーのグリーンで全体をエアブラシ塗装、完全に乾いたところで、その上からタミヤエナメルカラーのホワイトをエアブラシで吹きます。
そして、エナメル溶剤をしみこませた堅めの綿棒で凸部分を拭き取れば出来上がりです。
フェアレディ240ZGのテールランプは、ブレーキランプ兼用の赤色灯、ウィンカー用の橙色灯、後退用の白色等の3つのコンビネーションになっています。
部品構成は写真の左側のとおりで、赤色灯と橙色灯の部分は成型色として着色済みです。
今回は行いませんでしたが、ランプ内部に相応のスペースがあるので、LEDランプ等を仕込むことも可能でしょう。
写真の右側は組み上げたところです。
ボディに装着するとこうなります。ランプのマウントとリヤスポイラーはFRP製のベースになっており、右端に車名のロゴが付きます。
ヘッドライトも部品構成から見てみます。
ベース部分はボディとは別部品になっています。ボディとの色味差が出ないように、仮組して塗装済です。なお、この部品はボンネットの開閉ヒンジの受け部分を兼ねているため、ボディにはしっかりと接着する必要があります。
リンク:開口部の造作
そのほか、レンズ、反射板、風防の各部品で構成されています。風貌の縁はシルバーで塗装しました。
風防の接着にはボンドGPクリヤーを使いました。プラセメントでは塗装が溶け出してしまいますし、瞬間接着剤では周囲が白く曇ってしまいます。マスキングテープで持ち手を作って合体です。
240ZGのフロントバンパーはFRP製です。3分割の部品構成になっているので、ガッチリと接着して、かつ合わせ目を処理してからガンメタルで塗装します。
先端の尖った形状が240ZGっぽいです。
いっぽう、リヤバンパーは鉄製(キットではメッキ部品)です。これにゴムの緩衝材(キットではポリエチレン部品)が付きます。ポリエチレン部品はバンパー本体の取付穴に凸部を差し込んで接着するようになっていますが、このような場合には接着剤ではなく、熱したドライバーの先を当てて溶着するときれいに仕上がります。
ボディとシャーシを合体させます。1/24スケールの一般的なカーモデルだと、前後のツメにパチンと引っ掛けて合体、というものが多いのですが、この1/12キットでは、左右のフロントサスペンション付近にボディマウント用の台座が用意されており、この部分にポリエチレン製のリベットを押し込むことで固定します。
実車の世界ではトラックやジープなどを除き、分割された複数のボディパネルごとに固定するんじゃないかと思います。でないと修理が大変ですね。
タイヤは前後とも同一のものです。カスタムカーなので標準というものはないのですが、ベースは14インチ(175HR14)のタイヤだったようです。この時代、一般車はまだまだバイアスタイヤだったので、ラジアルタイヤを履くこと自体が先進的でした。ホイールはRSワタナベ製の8本スポークホイール(ブラック)が付きますが、こちらは前後で部品形状が異なります。実車がどうだったのかは定かではありません。
ホイールとブレーキはねじ留めです。両者の溝を正確に合わせ、慎重にねじを締めていきます。キットには小型のプラスドライバーが付属しています。力が入りづらく、少しずつ締めるにはむしろ適しています。
箱の上に載せて亀の子ジャッキアップして作業を始めましたが、普通に横倒しにして作業した方がやりやすかったです。
ちゃんと4輪とも均等に地面に接しています。よかったです。
ワイパーはアーム部分と拭き取り部分の2つの部品から構成されています。
ウィンドウの局面に沿わせ、軸の部分にプラセメントをそっと流し込みます。
左右のこの位置にも車名のエンブレムが付きます。
オーバーフェンダーは240ZG特有のオプションパーツです、実車ではFRP素材で作られていたそうです。
このほか、バンパーやアンダーガード、リアスポイラーなど、FRP部品をまとめてガンメタルで塗装します。
オーバーフェンダーは串焼き状態に固定して塗装です。
これをボディの両側面にくっつけるわけですが、すでに塗装済みでピカピカのボディにどうやってくっつけるかが問題です。
位置決めをしてからプラセメントをそっと流し込むのが王道ですが、はみ出てしまうことが大いに予想されます。かといって、接着面にエポキシ接着剤を塗布してから一気に正しい位置に置くのはかなり難しいです。
そこで、ここは両面テープを使用することにします。実車の接着でも使われる強力かつ薄型のテープです。これなら貼り直しも効きますし、塗装面を侵しません。
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