金型が古い割には、パーティングラインはそれほど目立ちません。とはいえ、いくつかの痕は残っていますので、サンドペーパーを使って処理していきます。
今回、ボディの開口部を悉く切り離すなど、大きく改造を施しますので、塗装は開口部のギミック製作などが終わってからになります。
また、これらの改造の過程で、ボディに傷が付いたり、開口部の縁を修整したりしていますので、サーフェーサーを吹いて傷口の確認を行い、補修して再びサーフェーサーを吹いて、を何度か繰り返します。
傷の補修が終わったら、室内の一部、エンジンルームなど、ボディ色が使用される部分にひと通りサフを吹いておきます。写真は通常のサフの上からホワイトサーフェイサーを吹いたところです。
サフを吹く目的は、細かい傷を補正するだけでなく、色味を揃えるためでもあります。
また、今回は成型色が白なので、光を通さないように遮光する目的としても重要な工程です。遮光が不十分だと光が透けて、オモチャっぽく安っぽく見えてしまいます。
シビック1200RSのイメージカラーは、ダークオレンジです。
しかし、今回使用するカラーはガンダムカラーのシャアピンクです。シビックファンには怒られるかもしれませんが、プラモデルですから。
このシャアピンクは半光沢です。したがって、最後にクリヤーをオーバーコートして光沢に仕上げます。
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シビック1200RSは、ボディ外側だけでなく、フレームや内装の基幹部分を含めてボディカラーが使われています。
そこで、ボディカラーが使われる部品一式をまとめて塗装します。
ガンダムカラーは、基本的にMr.カラーと同性質なので、適量に薄めてエアブラシに取り、インターバルを取りながら3回程度吹きます。シャーシや内装部分はテカテカ過ぎると不自然なので、ここで終了です。
ボディ外側は、色味を揃えるためドアなどの開口部を仮組してもう一度重ね吹きします。その後、Mr.カラーのスーパークリヤーⅢをエアブラシで3回ほど吹いてオーバーコートします。
乾燥後、タミヤ精密研磨フィルムの3000番→4000番、Mr.ラプロスの6000番→8000番の順に研ぎ出しを行い、最後にとどめのスーパークリヤーⅢを吹き、乾燥後にコンパウンドをあてます。そうすると、もう鏡のようにピッカピッカになります。
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